裏技、攻略をまとめた大技林という雑誌

daigirin98

大技林とは元々ファミリーコンピュータMagazineと呼ばれる雑誌のひとつのコーナーである、裏技や隠しコマンドを掲載したウル技の内容をまとめたものを別冊の付録としたものでした。
ファミコンソフトの多くに隠し要素であったり、制作側の遊び心が入っていてそれを当時の読者が発見したものを投稿しそれが雑誌に掲載されるというものだったのです。

そして、次第にゲームの数も増え投稿される数も増えて来たところ、別冊の付録という形では追いつかなくなり単体の形で発売されるようになったのが大技林と呼ばれるものです。
大技林は国語辞典の大辞林をパロディとしたものであり、更にその後は広技苑と呼ばれる名前のものも発行される様になりました。

大技林は元々、裏技や隠しコマンドを掲載した別冊の付録でしたがそれを一つにまとめたものとして発刊されるようになってから、裏技や隠しコマンドが存在しないあるいは見つかっていないゲームの簡単な概要も掲載されるようになり、ゲームカタログとしての役割も果たすようになりました。
そして、簡単な概要の他に当時ファミリーコンピュータMagazineの読者の投票によってつけられた、点数評価も記載されるようになったのです。

大技林には数多くのゲームが掲載されていましたが、紙面の関係上正式名称で掲載されているものばかりとは限らず、タイトルが長いものはサブタイトルが省略されてしまったものであったり、続編などによってゲーム性が大きく変わってしまったもの等の場合、逆にサブタイトルのみとなっていて知りたいゲームの情報を探してみたら見つからなかったといったことや、全然別のゲームだと思っていたものが知っているゲームの続編であったということもよくある雑誌でした。

それでも当時は今と違ってインターネットなどが普及していない時代であったため、このようなゲームカタログ的な要素を持った書籍というのは非常に貴重なものであり、所有していないゲームの情報を知るために役立つものでもあったのです。
ゲームソフトのデータというのはファミコンソフトが中心でしたがその後新しいゲーム機が登場するごとに、それらのゲームソフトの裏技や隠しコマンドなども掲載されるようになり大技林の中身というのは更に密度の濃いものとなっていきました。

このように大技林という雑誌は今のように情報が溢れている時代とは違う時代にとって、ゲームが好きな人達が情報を収集する元として非常に活躍した雑誌だったのです。